When Opportunity Knocks... - チャンスが訪れる時 -

結花さんの両親は、熟慮して名前に使う漢字を選びました。本当は「優」という漢字を使いたかったようなのですが、画数が多いと小さい時に名前を書くのが大変じゃないかと想像しました。「結」という漢字に決まり、「花」と組み合わせて、娘さんの名前は“素敵な花束”に仕上がりました。

結花さんは、本人曰く佐渡とどこか似ている新潟県胎内市の出身です。「実家から海まで歩いて行けますよ。」2023年1月にフロントエンドエンジニアとしてtaneCREATIVEに入社しましたが、現在はデザイナーを目指しています。「金子さんのデザインの手伝いをしていた時、しばらくはそれがメインの仕事になって、本当にゾーンに入った感じになりました。」

「その後フロントエンドエンジニアかデザイナーどちらになるかを選ぶことになりました。周りにいる素晴らしいデザイナーたちから直接学べるチャンスと思い、デザイナーを目指すことに決めました」と結花さんは言います。

taneCREATIVEに入社する前、結花さんは農協で10年間勤務し、総務を担当していました。でも、もともとモノ作りに興味があったため仕事に満足できなくなり、将来について悩み始めました。そして、具体的な計画もないまま仕事を辞めました。そんな時、新潟市の職業訓練校の話がたまたま耳に入ったのです。「ITの世界にずっと興味があり、バックエンドエンジニアのプログラムがちょうど良いと思いました。私にとってまったく新しいことを勉強しなければならなかったのですが、それは本当に興味深いものでした」と結花さん。

結花さんはデザイナーに囲まれて修行中です。「デザインで好きなのは、ゼロから何かを生み出して、ユニークなものに作り上げるところです。そしてその人の仕事を知っていて尊敬している方から褒められるのは最高の気分です!」と結花さん。でも彼女はまだ ITの世界に足を踏み入れたばかりです。経験がまだ足りないと一番感じるのは、自分が結構悩んでいる問題に対して、先輩達が簡単に解決策を思いつく時だそうです。

結花さんはカラオケが大好きで、行くとJ-POPを歌います。しかし、聴くとなるとthe GazettEのようなビジュアル系バンドか、Bump of Chickenが好きです。好きなお酒は梅酒のロックですが、レモンサワーも飲むことがあります。「佐渡の日本酒も気に入ってます!」

日本酒と言えば魚ですが、苦手な人もいますね。「私はあまり魚が好きではなかったんですが、両親が佐渡に来たとき、洋平さんに畑野にある四季菜割烹伝を勧められました。お刺身がとても美味しくて、全部食べられました!」結花さんは佐渡のレストランやカフェをまだ研究中なので、現在のお気に入り第一候補として「伝」を挙げます。さらに多くの素晴らしい飲食店を発見することを楽しみにしているそうです。

結花さんのリフレッシュ方法は家で映画やお気に入りのミュージシャンのライブのビデオを見てリラックスすることです。「休日には海岸沿いをドライブして、佐渡の美しい場所を巡るのが好きです。」彼女の現在のお気に入りは真野湾で、今度晴れた日には「しまふうみ」の屋外席で景色を楽しみながらランチをしたいと考えています。

結花さんは佐渡に来たばかりなので祭りに参加するチャンスはまだないのですが、鬼太鼓を体験したいと願っています。「知り合いに小木の夏祭りを勧められて、アース・セレブレーションのこともよく聞くので、いつか二つとも行ってみたいです!」ちなみに、結花さんは前の仕事で佐渡おけさの踊り方を習わなければいけなかったそうです。ぜひ、輪踊りに参加できると良いですね!

Q&A

Q. 佐渡について皆様に伝えたいことは?
A. 観光客だけでなく住民にとっても、島全体が楽しい遊び場です。文化やスポーツ、食べ物など興味があるものは何でもここで見つけられます。

Q. もし1日だけ誰かになれるとしたら?
A. 世界を別の視点から見ることができるように、背が高い人間になりたいと思っています。

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

Voices from Tane on Sado Island 執筆者

ネイティヴチェッカーへイクス・マリ Molly Marie Hakes

アメリカのアイオワ州生まれ育ち。
大学いろいろ(ロンドンやニュージャージー)、
仕事もいろいろ(学校教員やHello Terakoya英会話教室社長)。
1999年、佐渡島に来ました。
お百姓さんと子供と動物たちと暮らす。