【2026年3月版】Limit Login Attempts Reloadedのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

本記事はLimit Login Attempts Reloadedのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年3月11日に執筆しています。

Limit Login Attempts Reloadedは、WordPressのログイン試行回数を制限して総当たり攻撃を抑止するセキュリティプラグインであり、Atlantic Silicon Inc. (WordPress.org 表示名: WPChef)によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは200万以上、総ダウンロード数は7934万回以上を計測しており、世界的にも人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にLimit Login Attempts Reloadedの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Limit Login Attempts Reloadedの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、Limit Login Attempts Reloaded自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Limit Login Attempts Reloadedとは

前述の通り、Limit Login Attempts Reloadedは、WordPressのログイン試行回数を制限して総当たり攻撃を抑止するオープンソースのログイン防御プラグインです。

標準ログインに加え、XML-RPC、WooCommerce、カスタムログインページも保護し、ロックアウト通知機能、失敗試行ログ、IP・ユーザー名のセーフリスト・拒否リスト機能など、実運用で使いやすい防御機能を備えていことから、世界的にも人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

Limit Login Attempts Reloadedについては、最新バージョンリリース以降脆弱性は見つかっていないこと、過去脆弱性が見つかった際には迅速に対応されていることから、2026年3月11日現在、最新バージョンを使用していればセキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。

Limit Login Attempts Reloadedのバージョン情報に関するポイント

Limit Login Attempts Reloadedは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています(パッチバージョンのゼロは省略されています)。

2026年3月11日現在、Limit Login Attempts Reloadedの最新バージョンは2.26.28であり、WordPress 6.9.1までテストされています。

通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

Limit Login Attempts Reloadedのバージョン情報

2026年3月11日現在での、Limit Login Attempts Reloadedのバージョン情報は次の通りです。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
2.26.28 2025年10月16日 サポート中
2.25.27 2025年6月9日 2025年10月16日 CVE-2023-6934
2.25.26 2024年7月29日 2025年6月9日 CVE-2023-5525
2.25.25 2023年9月11日 2024年7月29日
2.17.4 2023年5月4日 2023年9月11日 CVE-2020-35590
CVE-2020-35589

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン2.25.25までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを記載しています。
※バージョン2.25.26以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

Limit Login Attempts Reloadedの脆弱性情報

Limit Login Attempts Reloadedの最新バージョンは2.26.28であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。

また、Limit Login Attempts Reloaded 2.25.26以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください

Limit Login Attempts Reloaded自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2023-6934
CVE-2023-6934 Detail
CVSS v3
5.4 (警告)
・Limit Login Attempts Reloaded 2.25.26までのバージョン ・Limit Login Attempts Reloaded 2.25.27
CVE-2023-5525
JVNDB-2023-018216
CVSS v3
4.3 (警告)
・Limit Login Attempts Reloaded 2.25.25までのバージョン ・Limit Login Attempts Reloaded 2.25.26
CVE-2020-35590
JVNDB-2020-014844
CVSS v3
9.8 (緊急)
・Limit Login Attempts Reloaded 2.17.3までのバージョン ・Limit Login Attempts Reloaded 2.17.4
CVE-2020-35589
JVNDB-2020-014845
CVSS v3
5.4 (警告)
・Limit Login Attempts Reloaded 2.17.3までのバージョン ・Limit Login Attempts Reloaded 2.17.4

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
CVE-2020-35589については、影響範囲について、データベース間で差異がありますが、NVDの情報を正として記載しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Limit Login Attempts Reloadedのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Limit Login Attempts Reloadedは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、Limit Login Attempts Reloaded自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、各種プラグイン、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。