【2026年9月版】TranslatePressのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、TranslatePress – Translate Multilingual sites with AI Translation(以下「TranslatePress」と表記します)のバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年9月8日に改訂しています。

TranslatePressは、WordPressサイトの翻訳プラグインであり、Cozmoslabs社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは40万以上、総ダウンロード数は2057万回以上を計測しており、人気のあるプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、TranslatePressの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
TranslatePressを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

TranslatePressとは

前述の通り、 TranslatePressは、Cozmoslabs社が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインであり、ページ全体を翻訳し、多言語サイト生成することができます。

無料版であっても、Googleがインデックス可能なページを(1言語のみ)生成してくれるだけでなく、手動での翻訳差し替え機能も有していることから、人気のあるプラグインとなっています。

一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。

 TranslatePressについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年9月8日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

ただし、近年でも、公式サイトにおいていくつかの脆弱性対応を公表していることから、 TranslatePressをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。

TranslatePressのバージョン情報

2026年9月8日現在、 TranslatePressの最新バージョンは3.3.4であり、WordPress 7.1までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、 TranslatePressでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。

バージョン リリース日 修正された脆弱性
3.3.4 2026年8月25日 CVE-2026-76053
3.3.3 2026年8月18日 CVE-2026-66582
3.3.2 2026年8月13日 CVE-2026-19632
3.3 2026年8月4日 CVE-2026-18512
CVE-2026-18510
3.2.6 2026年7月27日 CVE-2026-17505
2.10.3 2025年9月1日 CVE-2025-58592
2.9.7 2025年3月18日 CVE-2025-30773
2.7.6 2024年4月29日 CVE-2024-34827
2.3.3 2022年7月22日 CVE-2022-3141
2.0.9 2021年8月24日 CVE-2021-24610

※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン3.3.3までを掲載しています。また、それ以下のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン3.3.3以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

TranslatePressの脆弱性情報

TranslatePressに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-76053
CVE-2026-76053 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・TranslatePress 3.3.3までのバージョン ・TranslatePress 3.3.4
CVE-2026-75981
CVE-2026-75981 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・TranslatePress 3.2.5までのバージョン ・TranslatePress 3.2.6
CVE-2026-66582
CVE-2026-66582 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・TranslatePress 3.3.2までのバージョン ・TranslatePress 3.3.3
CVE-2026-19632
CVE-2026-19632 Detail
CVSS v3
9.8 (重要)
・TranslatePress 3.3.1までのバージョン ・TranslatePress 3.3.2
CVE-2026-18512
CVE-2026-18512 Detail
CVSS v3
6.4 (警告)
・TranslatePress 3.2.6までのバージョン ・TranslatePress 3.3
CVE-2026-18510
CVE-2026-18510 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・TranslatePress 3.2.6までのバージョン ・TranslatePress 3.3
CVE-2026-17505
CVE-2026-17505 Detail
CVSS v3
6.1 (警告)
・TranslatePress 3.2.5までのバージョン ・TranslatePress 3.2.6
CVE-2025-58592
CVE-2025-58592 Detail
CVSS v3
8.1 (重要)
・TranslatePress 2.10.2までのバージョン ・TranslatePress 2.10.3
CVE-2025-30773
CVE-2025-30773 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・TranslatePress 2.9.6までのバージョン ・TranslatePress 2.9.7
CVE-2024-34827
CVE-2024-34827 Detail
CVSS v3
4.3 (警告)
・TranslatePress 2.7.5までのバージョン ・TranslatePress 2.7.6
CVE-2022-3141
JVNDB-2022-017447
CVSS v3
8.8 (重要)
・TranslatePress 2.3.2までのバージョン ・TranslatePress 2.3.3
CVE-2021-24610
JVNDB-2021-012673
CVSS v3
4.8 (警告)
・TranslatePress 2.0.8までのバージョン ・TranslatePress 2.0.9

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

TranslatePressのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、TranslatePressは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。

しかしながら、 TranslatePressのバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。