【2026年7月版】Advanced Custom Fieldsのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、Advanced Custom Fieldsのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年7月28日に改訂しています。

Advanced Custom Fieldsは、WordPressサイトの管理画面にカスタムフィールドを簡単に追加・管理できるプラグインであり、WP Engine社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは200万以上、総ダウンロード数は7391万回以上を計測しており、世界的にも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、Advanced Custom Fieldsの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
Advanced Custom Fieldsを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

Advanced Custom Fieldsとは

前述の通り、Advanced Custom Fieldsは、WP Engine社が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインです。

Advanced Custom Fieldsは、WordPressの投稿ページや固定ページ、カテゴリ、コメント欄などへ入力欄(フィールド)を追加し管理できるプラグインであり、特定のコンテンツにデータを簡単に組み込むことができるようになります。

また、直感的なUIでの実装が可能で、運用段階でも使用しやすいことが特長です。

Advanced Custom Fieldsについては、定期的にバージョンアップされており、かつ重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、2026年7月28日現在、最新バージョンを使用していれば、既知の脆弱性を起因とするセキュリティリスクは少ないと考えております(脆弱性が存在しないことを保証するものではありません)。

Advanced Custom Fieldsのバージョン情報

2026年7月28日現在、Advanced Custom Fieldsの最新バージョンは6.8.6であり、WordPress 7.0.2までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、Advanced Custom Fieldsでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。
本表では、後継バージョンの公開日を旧バージョンの実質的なサポート終了日として扱っています。

バージョン リリース日 サポート期限 修正された脆弱性
6.8.6 2026年7月14日 サポート対象
6.8.5 2026年6月30日 2026年7月14日 公式変更履歴
6.8.4 2026年6月10日 2026年6月30日 公式変更履歴
6.8.3 2026年6月2日 2026年6月10日 公式変更履歴
6.8.2 2026年5月26日 2026年6月2日 CVE-2026-8382
Wordfence
6.8.1 2026年5月13日 2026年5月26日 公式変更履歴
6.7.1 2026年3月3日 2026年3月26日 CVE-2026-4812
6.4.3 2025年7月22日 2025年8月11日 CVE-2025-54940
6.3.9 2024年10月15日 2024年10月29日 CVE-2024-9529
CVE-2024-49593
6.3.6 2024年8月28日 2024年10月7日 CVE-2024-45429
6.3.0 2024年5月22日 2024年6月4日 CVE-2024-4565
6.2.5 2024年1月16日 2024年2月6日 CVE-2023-6701
6.1.8 2023年8月3日 2023年8月9日 CVE-2023-40068
6.1.6 2023年5月4日 2023年6月27日 CVE-2023-30777
6.1.0 2023年4月3日 2023年4月3日 CVE-2023-1196
6.0.3 2022年10月18日 2022年11月8日 CVE-2022-40696
5.12.5 2023年4月4日 2023年5月4日 CVE-2023-1196
5.12.3 2022年7月14日 2022年10月18日 CVE-2022-2594
5.12.1 2022年3月23日 2022年4月6日 CVE-2022-23183
5.11 2021年11月10日 2021年11月18日 CVE-2021-20867
CVE-2021-20866
CVE-2021-20865
5.8.12 2020年6月10日 2020年8月10日 CVE-2020-36172
5.7.12 2019年2月15日 2019年3月6日 Wordfence
5.7.8 2018年12月7日 2018年12月17日 CVE-2018-20986

※上記の内容は、バージョン 6.8.1までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン 6.8.1以下には既知の脆弱性が発見・報告されているため、グレーにしています。

Advanced Custom Fieldsの脆弱性情報

Advanced Custom Fields自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-8382
CVE-2026-8382 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.8.1までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.8.2
Wordfence CVSS v3
5.3 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.8.1までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.8.2
CVE-2026-4812
CVE-2026-4812 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.7.0までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.7.1
CVE-2025-54940
JVNDB-2025-000058
CVSS v4
4.6 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.4.2までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.4.3
CVE-2024-49593
CVE-2024-49593 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.3.8までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.3.9
CVE-2024-9529
CVE-2024-9529 Detail
CVSS v3
5.1 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.3.8までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.3.9
CVE-2024-45429
JVNDB-2024-000093
CVSS v3
6.1 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.3.5までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.3.6
CVE-2024-4565
JVNDB-2024-004371
CVSS v3
6.5 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.2.10までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.3.0
CVE-2023-40068
JVNDB-2023-000084
CVSS v3
5.4 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.1.0 から 6.1.7 ・Advanced Custom Fields 6.1.8
CVE-2023-30777
JVNDB-2023-010231
CVSS v3
6.1 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.1.5までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.1.6
CVE-2023-6701
JVNDB-2023-025942
CVSS v3
5.4 (警告)
・Advanced Custom Fields 6.2.4までのバージョン ・Advanced Custom Fields 6.2.5
CVE-2023-1196
JVNDB-2023-026740
CVSS v3
8.8 (重要)
・Advanced Custom Fields 6.0.0から6.0.7
・Advanced Custom Fields 5.0.0から5.12.4
・Advanced Custom Fields 6.1.0
・Advanced Custom Fields 5.12.5
CVE-2022-40696
JVNDB-2022-025004
CVSS v3
7.5 (重要)
・Advanced Custom Fields 3.1.1から6.0.2 ・Advanced Custom Fields 6.0.3
CVE-2022-23183
JVNDB-2022-000023
CVSS v3
6.5 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.12までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.12.1
CVE-2022-2594
JVNDB-2022-017104
CVSS v3
8.8 (重要)
・Advanced Custom Fields 5.12.2までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.12.3
CVE-2021-20867
JVNDB-2021-000109
CVSS v3
6.5 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.10.2までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.11
CVE-2021-20866
JVNDB-2021-000109
CVSS v3
6.5 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.10.2までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.11
CVE-2021-20865
JVNDB-2021-000109
CVSS v3
7.5 (重要)
・Advanced Custom Fields 5.10.2までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.11
CVE-2020-36172
JVNDB-2020-015419
CVSS v3
6.1 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.8.11までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.8.12
Wordfence CVSS v3
5.4 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.7.11までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.7.12
CVE-2018-20986
JVNDB-2018-016014
CVSS v3
5.4 (警告)
・Advanced Custom Fields 5.7.7までのバージョン ・Advanced Custom Fields 5.7.8

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。JVN、NVDに未掲載の脆弱性情報についてはWordfenceの脆弱性情報へのリンクを掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v4ないしCVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDに未掲載の脆弱性情報についてはWordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、Advanced Custom Fieldsに関するものを掲載しています。 Advanced Custom Fields Proについては、CVE、JVN、NVDなどの情報をご確認ください。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Advanced Custom Fieldsのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Advanced Custom Fieldsは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、Advanced Custom Fields自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

また、Advanced Custom FieldsとSecure Custom Fieldsに分かれたことで、そもそもどちらのプラグインを使用すべきかという選択を迫られるだけでなく、それぞれに脆弱性への対応が変わってくることになり、アップデートにも気を付ける必要があります。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。