【2026年9月版】All-in-One WP Migration and Backupのバージョンと脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、All-in-One WP Migration and Backupのバージョンと脆弱性への対応状況について、2026年9月7日に改訂したものです。

All-in-One WP Migration and Backupは、WordPressサイトのコンテンツデータを別のWordPressに移行するためのプラグインであり、ServMask社によって開発・サポートされています。

WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは500万以上、総ダウンロード数1億8733万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。

一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。

この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、All-in-One WP Migration and Backupの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
All-in-One WP Migration and Backupを安全に運用していただく一助になれば幸いです。

All-in-One WP Migration and Backupとは

前述の通り、All-in-One WP Migration and Backupは、ServMask社が開発・サポートを継続している、オープンソースのWordPress向けプラグインです。

All-in-One WP Migration and Backupは、WordPressのデータベース、メディアファイル、テーマ、プラグインを含むサイト全体をワンクリックでエクスポートでき、別のWordPressサイトへインポートすることができます。

技術的な知識が少なくても、簡単に操作できることが特長です。

All-in-One WP Migration and Backupについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年9月7日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。

ただし、近年でも、公式サイトにおいていくつかの脆弱性対応を公表していることから、All-in-One WP Migration and Backupをご利用になられている場合には、最新バージョンをご利用になられているか定期的に確認されることを推奨いたします。

All-in-One WP Migration and Backupのバージョン情報

2026年9月7日現在、All-in-One WP Migration and Backupの最新バージョンは7.110であり、WordPress 7.1までテストされています。

WordPressプラグインの多くでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。

なお、バージョン情報は次の表の通りですが、All-in-One WP Migration and Backupでは旧バージョンごとの公式EOLは公表されていません。

バージョン リリース日 修正された脆弱性
7.110 2026年8月20日 CVE-2026-19949
7.109 2026年8月11日
7.108 2026年8月11日 CVE-2026-17533
7.106 2026年6月24日 CVE-2026-12898
7.98 2025年8月25日 CVE-2025-8490
7.90 2025年3月11日 CVE-2024-10942
7.87 2024年10月14日 CVE-2024-9162
CVE-2024-8852
7.63 2022年8月15日 CVE-2022-2546
7.59 2022年4月27日 CVE-2022-1476
7.41 2021年4月16日 CVE-2021-24216

※上記の内容は、WordPress公式開発ログの情報を正として、バージョン7.109までを掲載しています。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン7.109以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。

All-in-One WP Migration and Backupの脆弱性情報

All-in-One WP Migration and Backupに関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-19949
CVE-2026-19949 Detail
CVSS v3
8.8 (重要)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.109までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.110
CVE-2026-17533
CVE-2026-17533 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.107までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.108
CVE-2026-12898
CVE-2026-12898 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.105までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.106
CVE-2025-8490
CVE-2025-8490 Detail
CVSS v3
4.4 (警告)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.97までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.98
CVE-2024-10942
CVE-2024-10942 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.89までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.90
CVE-2024-9162
CVE-2024-9162 Detail
CVSS v3
7.2 (重要)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.86までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.87
CVE-2024-8852
JVNDB-2024-011167
CVSS v3
5.3 (警告)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.86までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.87
CVE-2022-2546
JVNDB-2022-012711
CVSS v3
4.7 (警告)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.62までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.63
CVE-2022-1476
JVNDB-2022-011447
CVSS v3
6.5 (警告)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.58までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.59
CVE-2021-24216
JVNDB-2021-018858
CVSS v3
7.2 (重要)
・All-in-One WP Migration and Backup 7.40までのバージョン ・All-in-One WP Migration and Backup 7.41

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠していますが、NVDにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、All-in-One WP Migration and Backupに関するものを掲載しています。CVE-2023-40004のように、アドオンに関するものについては掲載しておりません。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

All-in-One WP Migration and Backupのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、All-in-One WP Migration and Backupは世界的に有名なプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、よくお世話になるプラグインです。

しかしながら、All-in-One WP Migration and Backup自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、サーバーの設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、All-in-One WP Migration and BackupとWordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDB、各種サーバーについてもノウハウを有しています。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。