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皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
本記事はWPvivid(WordPress公式サイト登録名称:WPvivid — Backup, Migration & Staging)のバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年5月19日に執筆しています。
WPvividは、WordPressサイトのバックアップ、復元、移行、ステージング作成をまとめて扱えるプラグインであり、ATOZSOFTWARE INCによってサポートされています。
WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは90万以上、総ダウンロード数は1691万回以上を計測しており、世界的にも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。
一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
実際にWPvividの脆弱性は過去見つかっており、迅速に対応されています。
この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、WPvividの概要並びに、脆弱性及びその対応状況をご紹介することで、WPvivid自体については安心して使用していただけるようにしたいと思います。
少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
前述の通り、WPvividは、WordPressサイトのバックアップ、復元、移行、ステージング作成をまとめて扱えるオープンソースのプラグインです。
管理画面からサイト全体、ファイルのみ、DBのみを選んで保存でき、スケジュール実行やDropbox、Google Drive、Amazon S3など外部ストレージへのバックアップ作成にも対応していることから、日常の保守からサーバー移転前の安全確認まで幅広く使うことができ、広く利用されています。
一方で、利用者の多いプラグインは、攻撃のターゲットにされる可能性があるため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントにお勧めしていません。
WPvividについては、定期的にバージョンアップがされており、かつ最新バージョンでは未修正の脆弱性情報が公表されていないことから、2026年5月19日現在、最新バージョンを使用していれば、セキュリティ面でのリスクは少ないと考えております。
WPvividは、通常のセマンティックバージョニングに近いバージョニングを採用しており、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。
2026年5月19日現在、WPvividの最新バージョンは0.9.127であり、WordPress 6.9.4までテストされています。
通常のオープンソースソフトウェアでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであり、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。
2026年5月19日現在での、WPvividのバージョン情報は次の通りです。
| バージョン | リリース日 | サポート期限 | 修正された脆弱性 |
| 0.9.127 | 2026年5月14日 | サポート中 | - |
| 0.9.126 | 2026年4月24日 | 2026年5月14日 | - |
| 0.9.125 | 2026年3月25日 | 2026年4月24日 | - |
| 0.9.124 | 2026年1月28日 | 2026年3月25日 | CVE-2026-1357 |
| 0.9.123 | 2026年1月16日 | 2026年1月28日 | - |
| 0.9.121 | 2025年11月18日 | 2025年12月18日 | CVE-2025-12654 |
| 0.9.117 | 2025年7月2日 | 2025年8月13日 | CVE-2025-5961 |
| 0.9.113 | 2025年2月19日 | 2025年4月1日 | CVE-2024-13869 |
| 0.9.108 | 2024年11月12日 | 2024年11月15日 | CVE-2024-10962 |
| 0.9.107 | 2024年10月21日 | 2024年11月12日 | CVE-2024-56273 |
| 0.9.106 | 2024年9月10日 | 2024年10月21日 | CVE-2024-7315 |
| 0.9.100 | 2024年4月9日 | 2024年4月25日 | CVE-2024-3054 |
| 0.9.95 | 2024年1月18日 | 2024年2月26日 | CVE-2023-4637 |
| 0.9.92 | 2023年10月12日 | 2023年11月13日 | CVE-2023-5576 |
| 0.9.91 | 2023年9月12日 | 2023年10月12日 | CVE-2023-41243 |
| 0.9.90 | 2023年8月22日 | 2023年9月12日 |
CVE-2023-5121 CVE-2023-5120 CVE-2023-4274 |
| 0.9.77 | 2022年8月25日 | 2022年9月20日 | Wordfence |
| 0.9.76 | 2022年8月16日 | 2022年8月25日 |
CVE-2022-2863 Wordfence |
| 0.9.75 | 2022年8月4日 | 2022年8月16日 | CVE-2022-2442 |
| 0.9.71 | 2022年4月2日 | 2022年5月24日 | CVE-2022-27844 |
| 0.9.70 | 2022年3月15日 | 2022年4月2日 | CVE-2022-0531 |
| 0.9.69 | 2022年2月28日 | 2022年3月15日 |
CVE-2024-1982 CVE-2024-1981 CVE-2021-24994 |
| 0.9.56 | 2021年8月2日 | 2021年8月9日 | Wordfence |
| 0.9.36 | 2020年3月17日 | 2020年3月24日 |
CVE-2020-36842 CVE-2020-36835 |
※各バージョンのリリース日については、WordPress公式サイトの開発ログの情報に基づいています。
※上記の内容は、バージョン0.9.123までを掲載しています。また、0.9.123以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン0.9.123以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。
WPvividの最新バージョンは0.9.127であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。
また、WPvivid 0.9.123以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへのアップデートをお勧めします。
WPvivid自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。
| 脆弱性情報 | 深刻度 | 影響を受けるバージョン | 修正されたバージョン |
|
CVE-2026-1357 CVE-2026-1357 Detail |
CVSS v3 9.8 (緊急) |
・WPvivid 0.9.123までのバージョン | ・WPvivid 0.9.124 |
|
CVE-2025-12654 CVE-2025-12654 Detail |
CVSS v3 2.7 (注意) |
・WPvivid 0.9.120までのバージョン | ・WPvivid 0.9.121 |
|
CVE-2025-5961 JVNDB-2025-008632 |
CVSS v3 7.2 (重要) |
・WPvivid 0.9.116までのバージョン | ・WPvivid 0.9.117 |
|
CVE-2024-56273 JVNDB-2024-019808 |
CVSS v3 9.8 (緊急) |
・WPvivid 0.9.106までのバージョン | ・WPvivid 0.9.107 |
|
CVE-2024-13869 JVNDB-2025-002448 |
CVSS v3 7.2 (重要) |
・WPvivid 0.9.112までのバージョン | ・WPvivid 0.9.113 |
|
CVE-2024-10962 JVNDB-2024-019438 |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・WPvivid 0.9.107までのバージョン | ・WPvivid 0.9.108 |
|
CVE-2024-7315 CVE-2024-7315 Detail |
CVSS v3 7.5 (重要) |
・WPvivid 0.9.105までのバージョン | ・WPvivid 0.9.106 |
|
CVE-2024-3054 CVE-2024-3054 Detail |
CVSS v3 7.2 (重要) |
・WPvivid 0.9.99までのバージョン | ・WPvivid 0.9.100 |
|
CVE-2024-1982 CVE-2024-1982 Detail |
CVSS v3 9.1 (緊急) |
・WPvivid 0.9.68までのバージョン | ・WPvivid 0.9.69 |
|
CVE-2024-1981 JVNDB-2024-016827 |
CVSS v3 9.1 (緊急) |
・WPvivid 0.9.68のバージョン | ・WPvivid 0.9.69 |
|
CVE-2023-41243 CVE-2023-41243 Detail |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・WPvivid 0.9.90までのバージョン | ・WPvivid 0.9.91 |
|
CVE-2023-5576 CVE-2023-5576 Detail |
CVSS v3 9.3 (緊急) |
・WPvivid 0.9.91までのバージョン | ・WPvivid 0.9.92 |
|
CVE-2023-5121 CVE-2023-5121 Detail |
CVSS v3 4.8 (警告) |
・WPvivid 0.9.89までのバージョン | ・WPvivid 0.9.90 |
|
CVE-2023-5120 CVE-2023-5120 Detail |
CVSS v3 4.8 (警告) |
・WPvivid 0.9.89までのバージョン | ・WPvivid 0.9.90 |
|
CVE-2023-4637 CVE-2023-4637 Detail |
CVSS v3 5.3 (警告) |
・WPvivid 0.9.94までのバージョン | ・WPvivid 0.9.95 |
|
CVE-2023-4274 JVNDB-2023-015390 |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPvivid 0.9.89までのバージョン | ・WPvivid 0.9.90 |
| Wordfence | CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPvivid 0.9.76のバージョン | ・WPvivid 0.9.77 |
|
CVE-2022-27844 JVNDB-2022-009524 |
CVSS v3 7.5 (重要) |
・WPvivid 0.9.70までのバージョン | ・WPvivid 0.9.71 |
|
CVE-2022-2863 CVE-2022-2863 Detail |
CVSS v3 4.9 (警告) |
・WPvivid 0.9.75までのバージョン | ・WPvivid 0.9.76 |
| Wordfence | CVSS v3 6.0 (警告) |
・WPvivid 0.9.75までのバージョン | ・WPvivid 0.9.76 |
|
CVE-2022-2442 CVE-2022-2442 Detail |
CVSS v3 7.2 (重要) |
・WPvivid 0.9.74までのバージョン | ・WPvivid 0.9.75 |
|
CVE-2022-0531 JVNDB-2022-009313 |
CVSS v3 6.1 (警告) |
・WPvivid 0.9.69までのバージョン | ・WPvivid 0.9.70 |
|
CVE-2021-24994 CVE-2021-24994 Detail |
CVSS v3 6.1 (警告) |
・WPvivid 0.9.68までのバージョン | ・WPvivid 0.9.69 |
| Wordfence | CVSS v3 6.1 (警告) |
・WPvivid 0.9.55までのバージョン | ・WPvivid 0.9.56 |
|
CVE-2020-36842 JVNDB-2024-011596 |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・WPvivid 0.9.35までのバージョン | ・WPvivid 0.9.36 |
|
CVE-2020-36835 JVNDB-2024-019569 |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・WPvivid 0.9.35までのバージョン | ・WPvivid 0.9.36 |
※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの採番がされていない脆弱性情報については、Wordfenceへのリンクを掲載してあります。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいていますが、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。JVN、NVDにてスコアリングされていない脆弱性情報についてはWordFenceのスコアに準拠しています。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。
前述のように、WPvividは世界的にも人気のあるプラグインであり、Web制作の現場でWordPressを利用する場合には、お世話になる確率が高いプラグインです。
しかしながら、WPvivid自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。
taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについても知見を有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。
2026年5月19日執筆