【2026年10月版】Reactのバージョン情報・サポート期限と脆弱性情報

皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。

この記事は、React(リアクト)のバージョン情報とサポート期限についてまとめたもので、2026年10月15日に改訂しています。

ReactはReact Foundationが開発・サポートを継続している、オープンソースのJavaScriptライブラリです。

W3Techsによれば、「Most popular JavaScript libraries」の項目で4位となっており、Web制作の現場でもフロントエンド開発において主力の一つとなっているJavaScriptライブラリです。

しかしながら、JavaScriptライブラリにも脆弱性が見つかります。
そのため、安全で円滑なWebサイトの運用のためには、Reactについても最新バージョンへのアップデートが欠かせません。

この記事では、企業のWeb担当者の皆様に向けて、Reactのバージョン情報とサポート期限についてまとめた上で、Reactの脆弱性についてもご紹介したいと思います。

少しでも皆様のお役に立てる記事にできればと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

Reactのバージョン情報に関するポイント

2026年10月15日現在、React(リアクト)の最新バージョンは19.3.1です。

公式がアクティブサポートをしているのは最新メジャーバージョン(19系)のみですが、過去バージョンには必要に応じてセキュリティパッチが提供されることがあります。
ただし全ての脆弱性への対応が保証されているわけではないため、最新版へのアップデートが推奨されています。

Reactのリリース日とサポート期限

アクティブサポート期間とは、最新のメジャーバージョンにおいて提供されるサポートで、セキュリティパッチの提供はもちろんのこと、重要ではない不具合の修正や新機能が提供も行われる期間です。
Reactではアクティブサポート期間は、リリース日から何年といったルールはなく、次のメジャーバージョンが提供されるまでとなります。

セキュリティサポート期間とは、脆弱性に対するセキュリティパッチが提供される期間を指しますが、重大な問題が発見された場合には、最新バージョンだけでなく、必要に応じて過去メジャーバージョンの最新マイナーバージョンにもバックポートが行われることがあります。
しかしながら、過去のバージョンへのバックポートについては、セキュリティ上特に重要なものに限られるほか、期間についても保証されているわけではない点に注意が必要です。

Reactの各バージョンについてのリリース日とサポート期限は次の通りです。

Reactの
バージョン
リリース日 アクティブサポート期限 セキュリティサポート期限 最新バージョン
19 2024年12月5日 サポート継続中 サポート継続中 19.3.1
18 2022年3月29日 2024年12月5日 サポート継続中 18.3.1
17 2020年10月20日 2022年3月29日 サポート継続中 17.0.2
16 2017年9月26日 2020年10月20日 サポート継続中 16.14.0
15 2016年4月7日 2017年9月26日 サポート継続中 15.7.0

※React 0.xについては古いバージョンであるため割愛しております。

Reactの脆弱性情報

2026年10月15日時点、React、React DOMおよびRSC関連パッケージの公開情報のうち、当社が把握しているものは次の通りです。

Reactの脆弱性は、利用しているパッケージやサーバー側の構成によって影響の有無が異なります。ブラウザー側だけでReactを利用するアプリケーションは、下表のReact Server Components(RSC)の脆弱性の対象外です。

表中の「RSC」は、react-server-dom-webpack、react-server-dom-parcel、react-server-dom-turbopackの3パッケージを指し、バージョン番号は各パッケージに共通です。reactパッケージ単体のバージョンを示すものではありません。

脆弱性情報 深刻度 影響を受けるバージョン 修正されたバージョン
CVE-2026-44907
CVE-2026-44907 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.0から19.2.7
・RSC 19.1.0から19.1.8
・RSC 19.0.0から19.0.7
・RSC 19.2.8
・RSC 19.1.9
・RSC 19.0.8
CVE-2026-23870
CVE-2026-23870 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.0から19.2.5
・RSC 19.1.0から19.1.6
・RSC 19.0.0から19.0.5
・RSC 19.2.6
・RSC 19.1.7
・RSC 19.0.6
CVE-2026-23869
CVE-2026-23869 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.0から19.2.4
・RSC 19.1.0から19.1.5
・RSC 19.0.0から19.0.4
・RSC 19.2.5
・RSC 19.1.6
・RSC 19.0.5
CVE-2026-23864
CVE-2026-23864 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.0から19.2.3
・RSC 19.1.0から19.1.4
・RSC 19.0.0から19.0.3
・RSC 19.2.4
・RSC 19.1.5
・RSC 19.0.4
CVE-2025-67779
CVE-2025-67779 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.2
・RSC 19.1.3
・RSC 19.0.2
・RSC 19.2.3
・RSC 19.1.4
・RSC 19.0.3
CVE-2025-55184
CVE-2025-55184 Detail
CVSS v3
7.5 (重要)
・RSC 19.2.0から19.2.1
・RSC 19.1.0から19.1.2
・RSC 19.0.0から19.0.1
・RSC 19.2.2
・RSC 19.1.3
・RSC 19.0.2
CVE-2025-55183
CVE-2025-55183 Detail
CVSS v3
5.3 (警告)
・RSC 19.2.0から19.2.1
・RSC 19.1.0から19.1.2
・RSC 19.0.0から19.0.1
・RSC 19.2.2
・RSC 19.1.3
・RSC 19.0.2
CVE-2025-55182
CVE-2025-55182 Detail
CVSS v3
10.0 (緊急)
・RSC 19.2.0
・RSC 19.1.0から19.1.1
・RSC 19.0.0
・RSC 19.2.1
・RSC 19.1.2
・RSC 19.0.1

CVE-2018-6341
CVE-2018-6341 Detail

CVSS v3
6.1 (警告)
・React DOM 16.4.0から16.4.1
・React DOM 16.3.0から16.3.2
・React DOM 16.2.0
・React DOM 16.1.0から16.1.1
・React DOM 16.0.0
・React DOM 16.4.2
・React DOM 16.3.3
・React DOM 16.2.1
・React DOM 16.1.2
・React DOM 16.0.1

GitHub Advisory
公式リリース情報

CVSS v3
6.5 (警告)
・React 0.5.0から0.5.1
・React 0.4.0から0.4.1
・React 0.5.2
・React 0.4.2

GHSA-hg79-j56m-fxgv
公式リリース情報

High ・React 0.0.1以上0.14.0未満 ・React 0.14.0

※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。
※深刻度の数値は、米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational Vulnerability Database(以下「NVD」)に準拠しています。ただし、NVDにてスコアリングされていない場合には、Facebook, Inc.ないしCISA-ADP、GitHub Advisoryのスコアを掲載しています。
※RSCに対応したフレームワーク等を利用している場合、Server Functionsを明示的に実装していなくても影響を受ける可能性があります。利用するフレームワークの公式情報も確認し、必要な更新を行う必要があります。
※「修正されたバージョン」は、当該CVEの修正が最初に提供されたバージョンです。例えば、CVE-2025-55184の初回修正は不完全であり、CVE-2025-67779として追加の修正が行われています。その後も追加修正が公表されているため、各行の修正バージョンだけであれば現在の安全であるとは限りません。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているわけではありません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。

Reactのバージョンアップを継続する体制について

前述のように、Reactは近年急激にシェアを伸ばしているJavaScriptライブラリであり、いわゆるWeb制作の現場でもVue.jsと並んで主力となりつつあります。

しかしながら、自社内でバージョンアップを行うにも属人化が発生してリソースが足りなくなったり、管理するWebサイト・Webシステムの数が増え、あるいはWebサイト等の規模が大きくなるにつれて社内での対応が困難になることがあります。

taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、Reactでの開発実績も有します。

※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。

他社様が制作・開発されたWebサイトのバージョンアップ・マイグレーションについても、ケースによってはお引き受けしておりますので、WordPressサイトの保守管理に関しては、こちらのお問合せよりお気軽にご相談ください。

なお、当社は、セキュアなWebサイト制作及びWebサイトのセキュリティ保守管理に特化したWeb制作会社として、東京証券取引所TOKYO PRO Marketに上場しておりますので、与信管理についてはIR情報をご確認ください。

この記事を書いた存在
ちほうタイガー

taneCREATIVEに所属する謎のトラ。