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セキュアな Web サイト制作サービス
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皆さんこんにちは。
taneCREATIVEの「ちほうタイガー」です。
この記事は、All in One SEOのバージョンと脆弱性への対応状況についてまとめたもので、2026年7月9日に改訂しています。
All in One SEOは、WordPressサイトでの検索エンジン最適化対策(SEO対策)を簡単に行うことができるプラグインであり、Awesome Motive社に所属するAll in One SEO Teamによって開発・サポートされています。
WordPressのPlugin Directoryの統計情報によると、アクティブインストールは300万以上、総ダウンロード数2億596万回以上を計測しており、世界でも有名なプラグインの一つと言ってよいでしょう。
一方で、人気が高いほど攻撃対象になるリスクもあるため、脆弱性への適切な対応が重要になります。
この記事では、企業のWeb担当の皆様に向けて、All in One SEOの概要並びに脆弱性情報及びその対応状況をご紹介いたします。
All in One SEOを安全に運用していただく一助になれば幸いです。
前述の通り、All in One SEOは、Awesome Motive社に所属するAll in One SEO Teamによって開発・サポートが継続されている、オープンソースのWordPress向けプラグインです。
このプラグインを使用することで、WordPressサイトでの基本的な検索エンジン最適化対策(SEO対策)を簡単に行うことができます。
実際のところ、Web制作会社である当社が、All in One SEOを利用することはあまりありません。
クライアントの要望に応えるにはAll in One SEOの無料版でできることは制限的ですし、脆弱性が定期的に数多く見つかっている点もお勧めしにくい点です。
また、セキュリティ保守の観点からは、できるだけプラグインの数を増やしたくないという理由もあります。
しかしながら、下記機能を直感的に簡単に使用できることから、当社がこれまでに保守を引き受けたWordPressサイトは、All in One SEO が使用されていたことは数多くあります。
日本国内では特に多く使用されているプラグインの一つです。
| タイトルとディスクリプションの設定 |
各ページや投稿に対して個別のタイトルやメタディスクリプションを設定できます。 これにより、メインキーワードとサブキーワードを意識したタイトルを設定することはSEO対策として重要ですし、メタディスクリプションをしっかりと記載することで、クリック率(CTR)を向上させることができます。 |
| XMLサイトマップの生成 |
検索エンジンがウェブサイトの構造を理解しやすくするためのXMLサイトマップを生成します。 このXMLサイトマップをGoogleやBingなどの検索エンジンに送信することで、検索エンジンが適切にインデックスすることを促がすことができるほか、クロールが増えることでSEO面でもプラスとなります。 |
| OGP設定 |
WebサイトのコンテンツがFacebook、XなどのSNSでどのように表示されるかを制御できます。 各ページや投稿に対してOGP(Open Graph Protcol、SNSに投稿された際に表示されるタイトルや画像、説明文などを指定するメタデータ)を設定することで、SNSでの表示が最適化され、ユーザーのクリック率を向上させることができます。 |
| noindexの設定 | noindexを設定することで404エラーページを検索結果に表示させないようにすることができます。 |
| Google Analytics 4のトラッキングコード設定 |
Google Analytics 4(GA4)のトラッキングコードを簡単に設定できる機能です。 この機能を使えば、GA4のトラッキングID(Measurement ID)を入力するだけで、サイトにトラッキングコードを追加できます。 |
前述のように、有名なプラグイン(ダウンロード数が多いプラグイン)は、攻撃のターゲットとして狙われやすいという側面があります。
当社では、WordPress自体は非常に堅牢なCMSであり、バージョンアップをしっかりと行えば大きな侵入のリスクは少ないと考えています。
実際に、WordPress本体(コア)の脆弱性の数はプラグインやテーマに比べて少なく、特に最近では緊急レベルの脆弱性報告は減少しています。
※詳細は、当社が公表しているWordPressの脆弱性情報一覧を参照してください。
一方で、膨大な数のプラグインやアドオンが存在し、それらの脆弱性を狙った攻撃が増加しています。
※Patchstackの「State of WordPress Security 2026」によれば、2025年に報告されたWordPress関連の脆弱性全11,334件のうち、91%がプラグイン、9%がテーマに起因し、WordPressコア由来は少数(6件)にとどまっています。
WordPressはコア(本体)のバージョンアップをすることが大事という点は変わりませんが、コア(本体)だけバージョンアップしていればよいわけではない点に注意が必要です。
特に、All in One SEOのようなダウンロード数の多いプラグインは、多くのユーザーに利用されているため狙われやすい傾向にあります。
そのため、当社では、脆弱性に対する対応が遅い、もしくは対応しないプラグインは、クライアントに推奨していません。
All in One SEOについては、定期的にバージョンアップされており、かつ2026年7月9日現在においては、重大な脆弱性が未修正のまま放置されている状況ではないことから、最新バージョンを使用している限りにおいては、セキュリティ面でのリスクは少ないと判断しています。
ただし、定期的に脆弱性が発見されていることから、All in One SEOをご利用になられている場合には、ご利用のバージョンに脆弱性がないか確認されることを推奨いたします。
公式サイトに直接的な記載はありませんが、All in One SEOは、通常のセマンティックバージョニングに準拠し、左からメジャーバージョン、マイナーバージョン、パッチバージョンの3つの数字で構成されています。
なお、一部のバージョンでは4桁目の数字が追加されていますが、これがセマンティックバージョニングの定義に従ったビルドメタデータなのか、独自のバージョニング方式なのかは不明です。
2026年7月9日現在、All in One SEOの最新バージョンは4.9.10であり、WordPress 7.0までテストされています。
多くのWordPressプラグインでは、公式のサポート(新機能の追加、不具合の改修、セキュリティパッチの提供)対象は最新パッチバージョンのみであることから、最新パッチバージョンへのアップデートを推奨いたします。
バージョン4.9.7以下には既知の脆弱性があるため、最新のパッチバージョンへのアップデートを実施してください。
2026年7月9日現在での、All in One SEOのバージョン情報は次の通りです。
| バージョン | リリース日 | サポート期限 | 修正された脆弱性 |
| 4.9.10 | 2026年7月7日 | サポート対象 | - |
| 4.9.9 | 2026年6月23日 | 2026年7月7日 | - |
| 4.9.8 | 2026年6月10日 | 2026年6月23日 | - |
| 4.9.7.2 | 2026年5月18日 | 2026年6月10日 | - |
| 4.9.7.1 | 2026年5月13日 | 2026年5月18日 | CVE-2026-5075 |
| 4.9.7 | 2026年5月12日 | 2026年5月13日 | - |
| 4.9.3 | 2026年1月6日 | 2026年2月12日 | CVE-2025-14384 |
| 4.9.1.1 | 2025年12月4日 | 2025年12月16日 | CVE-2025-67950 |
| 4.9.0 | 2025年11月6日 | 2025年11月26日 | CVE-2025-12847 |
| 4.8.7.2 | 2025年10月3日 | 2025年10月8日 | CVE-2025-58650 CVE-2025-58649 |
| 4.8.7 | 2025年8月27日 | 2025年9月5日 | CVE-2025-64295 |
| 4.8.2 | 2025年5月6日 | 2025年5月29日 | CVE-2025-2892 |
| 4.6.1.1 | 2024年4月18日 | 2024年5月1日 | CVE-2024-3554 CVE-2024-3368 |
| 4.3.0 | 2023年1月31日 | 2023年2月14日 | CVE-2023-0586 CVE-2023-0585 |
| 4.2.6 | 2022年10月4日 | 2022年10月11日 | CVE-2022-42494 |
| 4.2.4 | 2022年8月9日 | 2022年8月17日 | CVE-2022-38093 |
| 4.1.5.3 | 2021年12月7日 | 2022年1月4日 | CVE-2021-25037 CVE-2021-25036 |
| 4.1.0.2 | 2021年4月27日 | 2021年5月12日 | CVE-2021-24307 |
| 3.6.2 | 2020年7月15日 | 2020年8月18日 | CVE-2020-35946 |
| 3.2.7 | 2019年9月10日 | 2019年9月23日 | CVE-2019-16520 |
| 2.10 | 2018年10月18日 | 2018年10月24日 | Wordfence |
| 2.3.8 | - | - | Wordfence |
| 2.3.7 | 2015年6月4日 | 2015年7月14日 | Wordfence |
| 2.2.6.2 | 2015年4月20日 | 2015年6月4日 | Wordfence |
| 2.2.6 | 2014年6月17日 | 2014年7月11日 | CVE-2015-0902 |
| 2.2.5 | 2014年5月31日 | 2014年6月17日 | Wordfence |
| 2.1.6 | - | - | Wordfence Wordfence |
| 2.0.4 | - | - | CVE-2013-5988 |
※上記の内容は、公式サイトのChangelogの情報を正として、バージョン4.9.7までを掲載しています(Changelogに記載のないバージョンについては「-」と記載してあります)。また、それ以前のバージョンについては、下記脆弱性が修正されたバージョンを追記しています。
※バージョン4.9.7以下には既知の脆弱性が存在するため、グレーにしています。
All in One SEOの最新バージョンは4.9.10であり、当社が把握している全ての脆弱性に修正対応済みとなっています。
また、All in One SEO 4.9.7以下のバージョンをご使用の場合には、既知の脆弱性が存在する可能性がありますので、最新バージョンへとアップデートをしてください。
なお、All in One SEO自体に関する脆弱性情報で、当社が把握しているものは次の通りです。
| 脆弱性情報 | 深刻度 | 影響を受けるバージョン | 修正されたバージョン |
| CVE-2026-5075 CVE-2026-5075 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO 4.9.7までのバージョン | ・All in One SEO 4.9.7.1 |
| CVE-2025-67950 CVE-2025-67950 Detail |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・All in One SEO 4.9.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.9.1.1 |
| CVE-2025-64295 CVE-2025-64295 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO 4.8.6.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.8.7 |
| CVE-2025-58650 CVE-2025-58650 Detail |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・All in One SEO 4.8.7.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.8.7.2 |
| CVE-2025-58649 CVE-2025-58649 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO 4.8.7.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.8.7.2 |
| CVE-2025-14384 CVE-2025-14384 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO 4.9.2までのバージョン | ・All in One SEO 4.9.3 |
| CVE-2025-12847 CVE-2025-12847 Detail |
CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO 4.8.9までのバージョン | ・All in One SEO 4.9.0 |
| CVE-2025-2892 CVE-2025-2892 Detail |
CVSS v3 6.4 (警告) |
・All in One SEO 4.8.1.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.8.2 |
| CVE-2024-3554 CVE-2024-3554 Detail |
CVSS v3 6.4 (警告) |
・All in One SEO 4.6.0までのバージョン | ・All in One SEO 4.6.1.1 |
| CVE-2024-3368 CVE-2024-3368 Detail |
CVSS v3 6.4 (警告) |
・All in One SEO 4.6.0までのバージョン | ・All in One SEO 4.6.1.1 |
| CVE-2023-0586 JVNDB-2023-005026 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・All in One SEO 4.2.9までのバージョン | ・All in One SEO 4.3.0 |
| CVE-2023-0585 JVNDB-2023-004577 |
CVSS v3 4.8 (警告) |
・All in One SEO 4.2.9までのバージョン | ・All in One SEO 4.3.0 |
| CVE-2022-42494 JVNDB-2022-020530 |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・All in One SEO 4.2.5.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.2.6 |
| CVE-2022-38093 JVNDB-2022-016285 |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・All in One SEO 4.2.3.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.2.4 |
| CVE-2021-25037 JVNDB-2021-017860 |
CVSS v3 6.5 (警告) |
・All in One SEO 4.1.3.1から4.1.5.2までのバージョン | ・All in One SEO 4.1.5.3 |
| CVE-2021-25036 JVNDB-2021-017864 |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・All in One SEO 4.0.0から4.1.5.2までのバージョン | ・All in One SEO 4.1.5.3 |
| CVE-2021-24307 JVNDB-2021-007283 |
CVSS v3 8.8 (重要) |
・All in One SEO 4.1.0.1までのバージョン | ・All in One SEO 4.1.0.2 |
| CVE-2020-35946 JVNDB-2020-015287 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・All in One SEO Pack 3.6.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 3.6.2 |
| CVE-2019-16520 JVNDB-2019-010984 |
CVSS v3 5.4 (警告) |
・All in One SEO Pack 3.2.6までのバージョン | ・All in One SEO Pack 3.2.7 |
| Wordfence | CVSS v3 6.4 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.9.1.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.10 |
| Wordfence | CVSS v3 7.2 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.3.7までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.3.8 |
| Wordfence | CVSS v3 7.2 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.3.6.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.3.7 |
| Wordfence | CVSS v3 6.1 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.2.6.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.2.6.2 |
| CVE-2015-0902 JVNDB-2015-000046 |
CVSS v2 5.0 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.2.5.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.2.6 |
| CVE-2013-5988 JVNDB-2013-007210 |
CVSS v3 6.1 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.0.3までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.0.4 |
| Wordfence | CVSS v3 6.4 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.1.5までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.1.6 |
| Wordfence | CVSS v3 6.3 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.1.5までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.1.6 |
| Wordfence | CVSS v3 4.3 (警告) |
・All in One SEO Pack 2.2.4.1までのバージョン | ・All in One SEO Pack 2.2.5 |
※脆弱性情報については、情報セキュリティにおける脆弱性情報に付けられている番号であるCommon Vulnerabilities and
Exposures(本記事では「CVE」とします)の順序に従って掲載しています。CVEの番号が採番されていない脆弱性情報については、Wordfenceなどの情報へのリンクを掲載しています。
※深刻度については、共通脆弱性評価システムCVSS v3に基づいています。本記事では、CVSS
v3にて緊急(9.0~10.0)、重要(7.0~8.9)、警告(4.0~6.9)に区分されるもののみを掲載しており、その他の情報については、JVN iPediaなどでご確認ください。CVSS v3の適用前の脆弱性情報についてはCVSS v2に基づいて記載しています。
※深刻度の数値はJapan Vulnerability Notes(本記事では「JVN」とします)及び、JVNが評価を合わせている米国国立標準技術研究所(NIST)が運営する脆弱性データベースであるNational
Vulnerability
Database(以下「NVD」)や独立行政法人情報処理推進機構(以下「IPA」)に準拠していますが、NVD、IPAにてスコアリングされていない場合には、Wordfenceのスコアに準拠しています。
※CVE-2013-5988の修正されたバージョンについては、JVNでは2.0.3.1とされていますが、WordPress公式サイトの開発ログには該当バージョンが記載されていないため、次の2.0.4としています(2.0.4にsecurity
fixesが含まれていることまでは確認済みです)。
※本記事における脆弱性情報は、All in One SEOに関するものを掲載しています。All in One SEO Packは、All in One SEOの旧名であり、同一のプラグインです。
※本記事における脆弱性情報は、当社が把握しているものだけであり、全ての脆弱性情報を網羅できているかはわかりません。
※本記事における脆弱性情報をご利用になる場合には、必ずCVE、JVN、NVDなどの情報を確認されたうえで、自己責任でご利用ください。
前述のように、All in One SEOは世界的に有名なプラグインであり、日本国内では特に多く使用されているプラグインの一つです。
しかしながら、All in One SEO自体のバージョンアップをしようと思っても、WordPressやPHPのバージョンアップが必要であったり、設定が複雑であるなどの問題に直面することもあるかと思います。
taneCREATIVE株式会社は、「リモートによるWebアプリケーションのセキュリティ対策をパッケージ化、首都圏大手企業に提供」している点が評価され、2021年にJ-Startup NIIGATAに選定されているWeb制作会社で、WordPressはもちろんのこと、PHP、MySQL、MariaDBについてもノウハウを有しています。
※「J-Startup NIIGATA」とは、経済産業省が2018年に開始したJ-Startupプログラムの地域版として、新潟発のロールモデルとなるスタートアップ企業群を明らかにし、官民連携により集中的に支援する仕組みを構築することで、新潟県におけるスタートアップ・エコシステムを強化する取組です。
taneCREATIVEに所属する謎のトラ。
2026年7月9日改訂
2025年11月19日改訂
2025年5月30日改訂
2024年10月21日執筆